ここでは、各野菜の種子について書き込みます。
  1. 種子の構造
  2. 良い種子とは?
  3. 種子の寿命
  4. 発芽の適温めやす

1..種子の構造には以下の2種類あるようです

有胚乳種子 トマト、ナス、セリ、ネギ、ホウレンソウ
無胚乳種子 サヤインゲン、ダイコン、キャベツ、スイカ、キュウリ、ゴボウ、レタス

2.良い種子とは?
  • 品種の遺伝子的特性が保たれていること
  • 病気や害虫におかされていないこと
  • 短い期間にそろってよく発芽すること
  • 種子以外のものが混ざっていないこと
外観:品質固有の形態、傷なし、重いなど
3.種子の寿命
種子は低温乾燥条件下で貯蔵します。比較的種子寿命が短い野菜は、毎年新しい種子が必要です。
寿命 種類
1~2年 ネギ、タマネギ、ニラ、レタス、キャベツ、ゴボウ、ニンジン、ホウレンソウ
2~3年 ダイコン、ハクサイ、カブ、スイカ、サヤインゲン、エンドウ
3~4年 キュウリ、カボチャ、トマト、ナス

4.発芽の適温について
発芽には、適度な水分、温度、酸素が必要です。また、野菜によっては、発芽促進に光が必要なものもあります。
(レタス、ゴボウ、三つ葉などは好光性種子、逆に阻害されるものは嫌光性種子
適温 種類
15~20度 レタス、ホウレンソウ、シュンギク、セロリ、ニラ、三つ葉
15~25度 タマネギ、エンドウ、ネギ、ソラマメ
20~30度 スイカ、カボチャ、キュウリ、ニンジン、ダイコン、ナス、ゴボウ、サヤインゲン、唐辛子

休眠を打破する方法は、品種によって異なりますが、以下のようなものがあるようです。
  • 変温処理(20~30度程度)
  • 高温処理
  • 水浸処理
  • 水洗処理
  • 浸せき処理(シベレリン20~100ppm・チオ尿素0.2%・硝酸カリウム0.2%)